それは今から何世紀か昔の事。
世界の辺境でこのような噂が流れた。
その存在は封印によって隠されているらしい
もし神殿を見つけ出して封印を解く者が居れば
その者は願う物全てを手に入れられるそうだ』
噂はその魅力故に瞬く間に広がって行き
いつしか世界中で語られるようになった。
信じる者、疑う者。
興味を示す者、無関心な者。
人々の反応は様々だった。
しかしながら神殿を実際に見たという者は現れず
いつしかその噂も話される事が無くなっていった。
そうして百年程が過ぎたある時、その神殿の周りで物語が動き出す。