みいな

あらすじ

「お姉ちゃんを、助けて……!」

ある雨の日、僕の目の前に突然現れた少女はそう僕に助けを求めた。

その日から僕の日常は徐々に変化していった。
閉じ込められていた異能者たちは己の存在を、意味を、力を証明するため、
僕の住む“壁の外”へとその暴力的な姿を現す。
世界は一変し、その変化の渦に僕らは巻き込まれていく。

だから僕は、そして少女は武器を手に取った。
自身に秘められた“能力”を使った。

――それは大切なあの人を守るために。