最近相談された話

2009 年 1 月 20 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

どうもです。

相談のお便りが寄せられたので、見てみましょう。
それはどのようなものかというと、
『小説やゲームに登場する女の子たちがみんな美人なのが気に入らない。なんでみんな美人なわけ?』
というものです。
本人曰く、リアリティが欠ける、というか、「はぁ、またかよ。美人に囲まれてるし、ありえねーっての」という気分になるそうです。意識してみれば、確かにリアリティのない話ではありますね。

しかしですよ。
もし、小説やゲームの女キャラ、よりにもよって、ヒロインがいかにもフツーだったら、なんか違和感がありますよね? わざわざヒロインをフツーにしたことに意味はあるのか? と疑り深くなると思います。で、「あぁ、そういうことか、これはヒロインが変身して奇麗なお姉さんになるんですね」と勘ぐるのではないでしょうか。

登場する人物は美しい人ばかりというのはあまりにも常識化してしまったため、逆にそうではないことが異端という現実とは全く逆の常識が物語の世界にはあります。
半ば常識であるため、ただ「そういう設定だから」というだけで壊すには無理が生じ、破壊には相応の根拠が必要となってくるのです。

かれこれ相談してきた相手と四分の一日を議論に費やしましたが、意見は平行線をたどるばかりで時間切れでした。……残念。

ということで、一つ問題提起をしました。
作る側として、こういうのをたまには考えてみるのもよいのではないでしょうか。
↑なにえらそーなこと言ってるんだお前はorz

ではでは。

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