たいようこーはつでん~

2009 年 2 月 24 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

どうもです。

 24日に経済産業省は、太陽光発電の普及拡大を進めるために、家庭で発電した電気を電力会社に買い取らせる制度を創設し、平成22年までに始めると発表したそうです。
 太陽光発電と言えばクリーンエネルギーの代表格であり、ついこの間まで日本が生産量世界一を誇っていたものでもあります。ドイツに抜かれて今では二位。要因は端的に言えば、需要の違いかと思われますが、ドイツでは上記の法案はすでに施行されているという実情がそれを裏付けています。ドイツに負けてらんねぇぞ俺たちが世界一に返り咲くんだ、と言う意図がどうも見え隠れする法案ですね。
 で、とある見積もりによれば、各種補助制度と電力の買取を併用することにより、およそ10年で設置費用250万円を回収できる計算になっているそうです。初期費用を回収した後に売った電力は純粋に利益となるわけで、一見してオイシイ話に見えます。

 しかし、落とし穴と言うものは常に用意されているわけでして、この話も例外ではありません。
 太陽光発電の発電コストは火力発電の約10~13倍程度となっており、それを電力会社が強制購入させられるということは、すなわち、電気料金の値上げの直接的な引き金になるわけです。現にドイツでは、電気料金の値上げが著しく、”国民がいつまで我慢できるのか”が法案をめぐる議論に上ることもしばしばあるとか。
 簡単に言ってしまえば、「太陽光発電の設備を導入できるでかい屋根と金を持っている奴らは10年で更に金儲けできるけど、それができない奴らからは電気料金をボッタくりますよ」、というそういう法律なんです。
 これはれっきとした政府の陰謀ですよ?
 いいんですかこのままで?
 一日の大半をPCの前で過ごす我々にとってこれは迫害以外のなにものでもないんですよ?
 電気料金どう済んだよ、あー、もー、。

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