音ゲーの曲をつくってるよ

2009 年 6 月 6 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

お久しぶりの方はお久しぶり。はじめましての方ははじめまして。音楽担当のじゃんくです。

さて最近は,新入生の溌剌としてやる気に満ち溢れた創作活動の様子を目の当たりにしたせいか,われわれ上級生も
「そうだ,私達は創作をするためにここにいるんだ!」
とやにわに発奮しまして,何か新しい企画を!と話し合いました結果,音ゲーなぞを作るということに相成りました。

音ゲーということで,私のような音楽担当としてはまさに見せ場であり,漸く自分の力を存分に発揮するときがきたと意気込んでいるわけですが,どうにもこうにもいざ音ゲーのための曲を作ってみるとなるとそうすんなりとはいかないものだということに気づきました。

音ゲーというとハードコア,トランス,テクノといった曲が一般的のように思いますが,残念な事にそれらの曲は私が最も苦手とする曲のジャンルなのです。
そこで,作ろうとしている音ゲーの世界観とも関連してそれらのジャンルと離れたタイプの曲を作っています。これはこれで斬新で良いかと思うのですが,やはり音ゲーには些か向いていないのでないかと不安になります。
何よりまず,パーカッションがないというのが非常に音ゲーらしくないのですね。リズム隊はプレイヤーにその曲のテンポ,リズムを刻みつけると言う意味で欠かせないものなのですが,ややクラシカルなピアノ曲を作ってしまったが故にやすやすとドラムをいれるわけにもいかず,ピアノと弦のみ!という非常に分かりやすくも大丈夫かこれ!?という曲にしあがりました。
さすがにこれではまずいと思ったので,いざプレイするときのことも考慮して,ピアノの伴奏部(いわゆる左手部ですね)に常に三連符を刻ませることで,リズムはしっかりと見えるように作りましたが,はてさて。

それと,いつものピアノ曲とは違い,ヒューマナイズがかけられないというのも一つ難しい点ではあります。
ヒューマナイズというのは,狂いのないリズムで音を鳴らし続ける機械っぽさを消し人間の演奏に近づけるために,特に生楽器でわざと打鍵のタイミング,長さ,強さを音ごとに微妙にずらすという処理なのですが,今回も最初いつもの癖でうっかりこれをかけてしまったのですよ。
そうするとどうなるかというと,プレイするときにキーを叩くタイミングが音ごとに微妙にずれているという非常に気持ち悪いことになってしまうのです!
さすがにプレイヤーに,64分音符単位でのズレに合わせる正確さを要求するのは酷というか鬼畜というかむしろただのクソゲーですので,あわてて元に戻しました。

これらの制約はあって微妙に苦労している部分もありますが,やはり自分の曲が単なるパーツではなく,メインの要素として活かされるというのは当然曲を作る側としてもやる気になってきますので,無事期待に応えられるものが出来ればよいなあと思っています。そう言いながらも今日既に一曲つくろうとして挫折したのですが。

というわけで,当サークルでは色々と進行中なので乞うご期待,という感じです。はい。
それではきょうはこの辺で。また次回の更新でお会いしましょう。

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