写真をとるにあたり

2009 年 3 月 13 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

どうも森です。

背景写真のとり方について少し。

まずもって、ゲームの背景なんて特にこだわりないし、ようするにそこがどういう場所なのかが分かればそれで十分だろ、という方には益体ない話ですので、先に宣言しておきます。

さて、ゲームの背景に写真を使用する場合、それはたいていノベルゲームであることが多いと思われるので、それを前提としてお話します。

背景写真として、何が望ましいものであるか、から話し始めるのが本来の筋でありますが、割愛に割愛を重ね、手っ取り早く言いますと、

第一に、陰影が少ない。

要するに、コントラストの問題です。加工する際に影や光があると、加工方法によっては、影の部分が真っ黒になる、もしくは真っ白になるなどして、何があるのか分からなくなってしまいます。ソフトの使い方私大では対処もできますが、できるなら手間を減らしたいところです。写真を撮る際、影がある場所ではホワイトバランスをプラスに傾け、光がある場所ではマイナスに傾けることである程度は補正できます。近接撮影でフラッシュなど、言語道断です。

 

第二に、地平線に水平。

当たり前の話ですが、地面が斜めになっている背景はものすごく違和感があります。そのままの背景使用はまず無理で、加工の手間が増えるばかりです。

第三に、空が写らない。

同じ場所で時間帯が異なる写真が必要である場合、時間帯を変えて写真をとるのがもちろんベストですが、それができるとは限らないのが現状です。そういった場合、写真を暗くするなりして加工するわけですが、このとき、空が厄介者となります。単に暗くすれば夜になるというわけではなく、快晴の青空は実にしぶとく、塗りつぶすなどの処理が必要で、自然な色合いにするには、非常に手間がかかります。また、天気が指定されている場合も同様で、曇り空を強引に青空に差し替えるのも枚数が増えると極めて面倒です。なるべく、空は写らないようにする方がよいでしょう。

これだけ気をつけるだけでも、後々かなり楽になります。

撮影時の手間をひとつ増やすだけで、加工の手間がだいぶ省けるのです。そう考えて、ぜひやってみてください。

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