2009 年 2 月 1 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

 ごきげんよう、おまいら。

 

 これは前々から痛感してたことなんだけど。最近の某同人STGの流行振りなんかを考えるとね。いろいろ思うところが出てくるわけですよ。

 最初に言葉の定義をはっきりさせておくと、一般的オタクってのは基本的にメディアの消費が早くて、積極的に新規ジャンルなんかを開拓するような人たちのことね。コミケなんかで企業ブースに並んだり、大手サークルに並んだり、せっせと行動パターン考えるような人たち。いわゆるコミケ戦士というか、まぁオタク的優等生な方々ね。

 で、上位ゲーマーっていうのは、ゲームのやりこみとかガチでやっちゃう人々のことね。この文脈だとSTGのスコアラーとかレースゲームのやりこみやってる人たちとかのことを指すわけです。時間と成果が線形に近くなるRPGのやりこみ(極限レベルとか)のやりこみはこれには含まれないかな。RPGだとタイムアタックとか低レベルクリアとか、特定敵最短撃破とか考えちゃう人のこと。要は漫然と作業してるだけでは到達できない領域を目指す人のことね。

 オタクとゲーマーが共存しないんじゃないのかっていうのは、本質的に両者の行動原理が真逆に位置してるからなのね。オタクが新規メディアの消費に価値を置いて、その本質的理解に至るよりは新しいアニメとかゲームに触れることが大事だから、ひとつのゲームをやりこむってことをあまりしないんじゃないか、と。逆にゲーマーは特定の限定されたゲームに時間、勢力を注ぐわけだから、必然的に新規メディア消費をするだけの時間がなくなってくるわけ。

 まぁ、別に新しくもなんともなさげな議論なわけだけど、意外とこれが最近ショックなわけでね。本質的に私はオタクというよりゲーマーなので、オタクオタクした人とは価値観が違うなーってことで。基本的にオタクがゲーマーだっていう幻想を持ってて、未だにそれが幻想だったってことがなかなか受け入れられないというか。実際には昔は割とそういうゲーマー的な要素を持った人って結構いたんだけど、最近のオタクの裾野の拡大にしたがってそういったゲーマー肌の人の割合が相対的に薄れたのだけかもしれないけどね。とりあえず東方厨を名乗るんならNormalぐらいクリアしろっての。

 要約:浅く広くと深く狭くは基本的に両立しない。別にどっちが優れてるとかいう議論する気はないけどね。議論する気がないだけで思ってたりはするわけだけどw

 

 こんなものかしらね。きょ、今日はこの辺で勘弁してあげるわっ!

2009 年 1 月 31 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

どうもどうも.音楽担当のじゃんく♂です.
せっかくの数少ない音楽担当ということで,今日は同人音楽のことをちょこっと書きたいと思います.まぁたいした事ではありませんが.

先日(というか昨日),巡音ルカが発売されまして,某ニコニコできる動画サイトなんぞには早速多くの作品があげられていました.
ここ最近のコミケ等を見ても分かる通り,VOCALOIDの人気というのは目を見張る物があります.
この現象には僕も消費者の立場から,そして製作者の立場両方からとして喜ばしく思っています.

同人音楽界が活発になったため,単純に良い作品が多く見つけられるようになったというのもありますが,それ以上に同人音楽界で1つの「受け入れられるジャンル」が誕生したというのが大きいです.
知人のDTMer(この呼び方って流通してるのかな?)も言っていましたが今までは正直よっぽど名のあるサークルでなければ,同人音楽でオリジナルを作ってコミケなりなんなりでいきなりぽんと作品を発表してもほとんど見てもらえなかったと思うんですよ.

同人音楽といえば「東方アレンジ」みたいな流れが確かにありました.イベントでの東方とその他のサークル数,また会場での賑わいからもそれが分かるでしょう.
だから,より確実に手にとって貰うためには東方でやるしかなかった.実際「東方やっときゃ売れる」という話も聞きますし,僕も実際アレンジCDを作ってイベントに出た時の売れ方は予想以上で驚きを隠せませんでした.

まずは東方で知名度を高めてから,それから初めてオリジナルで本当にやりたかったことをやる.そういう思いを持って東方でやっていたサークルさんは少なからずあるでしょうね.この業界に精通している人なら何サークルかの名が頭に浮かんだと思います.

が,その状況を打破したのが初音ミク初めとするVOCALOID(以下便宜上「ミク」とする)です.
人気爆発の経緯にはここでは触れませんが,ミクの台頭によって同人音楽界に1つの光明が見えました.

そう「オリジナルでも売れるようになった」のです.

今まではボーカルを雇って(あるいは自前で)オリジナルのアルバムを出しても,前述したような状況でした.しかし,今では「ミク」という媒介を通す事によってそれがファンに物凄い熱狂とともに受け入れられるようになったのです.

ある意味で,ミクのオリジナルには二次創作性があるんですよね.本来はツールであるミクがその役割から離れ,まさにヴァーチャルアイドルとして外面化することによって,1つの「初音ミク」という作品が作り上げられジャンル化され,皆がそのジャンルの中で自由に曲を作ったり同人誌を描いたりしているのです.
この,二次創作性を持った限りなく自由なオリジナルが作れるという状況.やはりミクが媒介として共通項になっているというのは大きいですよね.

今までは知らない人がボーカルをやっていた曲でも,それがミクなら買ってもいいかな……そんな風に考える人も少なくないでしょう.だってミクは「自分が知っている大好きな歌い手」なのですから.
これは一見,ミク曲を人間に歌わせようとするいわゆる「歌ってみた系」の人気とは逆行する現象かもしれませんが,そんなことはありません.

そんなわけで,ミクの人気によってオリジナルボーカル曲に日の目が当たり万々歳という感じなのですが,やはりインストをメインとしてやっている僕のような人からすると,この現象がインスト界でも起こらないかなぁ,と思ってしまうわけです.
実際,SHIKI氏やOSTER project氏のように「ミクで知名度がより上がってインスト曲も多く聴かれるようになった」という事も起こっていますが,これは本人達が意図したかどうかは別として前述した東方とオリジナルの関係と同じ構図ですよね.
ですから,インスト界(?)にも何か共通の媒介項のようなものができればいいのですが……あ,もちろんオリジナルのですよ.
ヴァーチャルアイドル的なDAWでも出ればいいのでしょうか.あ,でもFL-chanとかJAMバンドとかがすでにあるか…….

僕はと言うと,別の方向として「ゲームに使ってもらうことで聴いてもらう」という道を選んでここにいるのですけどね.
「永遠のSOの下に」での音楽は僕がまだまともに音源を持っていなかったり作曲を始めたばかりのものだったりという理由で胸を張って薦めることはできないのですが,今後にご期待くださいね♪ということでひとつ.

以上.じゃんく♂でした.それではまた次の当番のときにお会いしましょう!

2009 年 1 月 31 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

ダジャレって、すばらしいと思いませんか?

僕はダジャレ・オヤジギャグの類が大好きです。自分でうまいダジャレを考え出すのは得意ではないのですが、きれいなダジャレ、絶妙な外し方のダジャレ、神がかってエレガントなダジャレに出会ったときには、一人で軽くお祭り騒ぎになります。最後のなんか、もはや駄ではありません。

最近興奮したのは、弟が発したものでした(僕の弟はよくダジャレを言います。実によい環境です)。夕食時に、どう

にもおなかの調子がよくないらしく「あ~食欲ないな~、宇宙にいるみたい」というのです。少し考えればわかるなぞかけのようなものですが、とても面白くって笑い転げてしまいました。なによりエレガントです。

くうきが ない。

思わずここに書いてしまうほどです。さすがに自分で自分がかわいそうになってきました。しかしダジャレというのも立派な創作だと思いませんか。集団でつくるとなるとなかなか難しいかも知れないけれど、全編わたってダジャレが飛び交うようなゲームとかあったら迷わずプレイしてしまいます。

残念なことは上のが僕の創作ではないということです。無断借用です。著作権侵害です。申し訳ないです。あと、ツボが違って冷めた目で僕を見つめているあなたにも、申し訳ないです。

ところでこの絵は、ダジャレなんて関係ない、それどころかサークルも何も関係ない、ただの落書きです。そういえばここに絵、といっても落書きだけど、を投下するのは初めてです。

2009 年 1 月 30 日 | カテゴリー: メンバー紹介

はじめまして。ツブラと申します。
主に映像制作を担当していくかと思います。宜しくお願いします!
これから少しずつオープニングなどのムービーを公開していけたらと思います。

作品の魅力が伝わるような映像を作れるよう頑張りたいと思います!
今はあまり技術がないため、出来ない事が多いですが
その内フルアニメーションとかにも挑戦したいな、と思っていたり…

目標は3Dモデリングをマスターし、素材などを作れるようになって
映像屋としてお仕事が出来るようになることです。

まだまだヒヨっ子ですが、頑張りますので宜しくお願いいたします!

2009 年 1 月 29 日 | カテゴリー: メンバー紹介

はじめまして。星丸と言います。

徒咲昏と永遠のSOの下にで主に背景加工を担当しました。

以前からゲーム製作には興味があったのですが何分スキルがほとんどないので。

一応肩書きだけなら、そこそこ情報系(と勝手に思ってる)学部に進学が決定し、漫画を描くサークルにも所属し、ピアノ歴約15年なんですがねw

なのでこれからこのサークル活動を中心に色んなスキルを身に付けていこうと思っています。

とりあえず、俺2月になったらプログラミングの勉強をするんだ……。

2009 年 1 月 26 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

友人が東方Projectの曲を着メロにしていました。毎朝U.Nオーエンで起きるのだそうな…。

ってなわけで自分も欲しくなりネット上で着メロを漁っていたらなんとこんな記述が! ↓

「s○ftbankは携帯でmidi再生できます」

なんたる! うちの携帯はちょうどs○ftbank。早速SDカードでPC内のmidiを移すと素晴らしく携帯らしいサウンドで曲が鳴っているではありませんか。…ピアノがいかにも携帯サウンドなのが残念ですが。

東方曲も入れると重厚な音で鳴り響きます。原曲が再生されているとは感動的です。喰うメモリはゴミみたいな量なので隙あらばどんどん移してしまうかもしれません。これはs○ftbankGJといわざるを得ない。

しかし本来の携帯サウンド拡張子であるはずの.mmfはなぜか入りません。携帯に元から入ってた曲は.mmfなので何の相性が悪いのやら…? ↑の友人はmidiが入らなかったそうな。どうなっているんですか? 孫社長?

書こうと思っていた本の話は着メロの話に吸収されました。まさにTH厨。

またの機会でもあれば(あるのか?)書こうと思います。

2009 年 1 月 23 日 | カテゴリー: 製作について

こんにちは、八索です。

さて、なんだかごちゃごちゃと文字が書いてありますが、実はこれは遙か昔……といってもほんの1年前ですが、ノンリニアが活動を開始した当初の記録です。まだ永遠のSOの下にの企画が始まる前の話です(前にも書きましたが、企画としてはナイ・アン・デより早かったのです)。どういうゲームを作ろうかとみんなでブレインストーミングをして、そのときのメモがそのまま保存してありました。久しぶりに過去のデータを漁っていたら発掘されたので、せっかくなのでさらしてみます。

なんだかこのときは受験に相当のこだわりがあったようですが、1週間もたたないうちにこの方針は破棄されてしまいました。とはいえ断片的に、後の企画に名残を留めている部分もあります。いつもと視点を変えてそういうものを探してみるのも、また面白いのではないかと思います。

2009 年 1 月 22 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

ご無沙汰しております、JINNIYAH!絵師のくろばです。

なんか「壁紙マダー?」っていわれたもんだから、とりあえず手持ちとして年賀状の壁紙サイズでもはっときますね

JINNIYAH! 壁紙

サイズ: 1600×1200 | 1440×900 | 1280×1024

2009 年 1 月 21 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

なかなか難しいことです。私は最近小説なんぞを書くことにチャレンジしておりますが、目標の一つにたまらんほどに魅力のあるおっさんを描く、ということがあります。

美少女やイケメンならその設定だけですでに魅力的ですし、チンピラみたいなあんちゃんでも魔法だの特殊能力だのに頼ればそれなりにキャラは立つものですが、ごくフツウのおっさんを、それも美少女たちに引けをとらないくらいに魅力的に描くのってけっこう難しい。

代表的な少年漫画は結構こういうのに成功してるんですよね、ワンピースとか幽遊白書とか……。FFやらジブリなんかもでしょうか。確かにユウナよりアーロン、シータよりムスカだよなあ。

絵にしても同じことが言えるかな……、と。美少女ばっかり描いてもなかなか進歩しないと某漫画家さんが言ってた気がしますが、確かにそうだなあ。おっさんおばさんもきちんと描けるようになりたい。同じ意味で、笑顔や無表情だけじゃなくて絶叫とか爆笑とか号泣とか、そういう極端な表情も描けることって大事らしいです。漫画なんかでは特にそうなんでしょうね。

書きやすい題材のものばかり書いていては、いくら量をこなしてもそれは怠惰と言われても仕方がないよなぁ。などと最近思ったことを書いてみました。

2009 年 1 月 20 日 | カテゴリー: 中の人の戯言

どうもです。

相談のお便りが寄せられたので、見てみましょう。
それはどのようなものかというと、
『小説やゲームに登場する女の子たちがみんな美人なのが気に入らない。なんでみんな美人なわけ?』
というものです。
本人曰く、リアリティが欠ける、というか、「はぁ、またかよ。美人に囲まれてるし、ありえねーっての」という気分になるそうです。意識してみれば、確かにリアリティのない話ではありますね。

しかしですよ。
もし、小説やゲームの女キャラ、よりにもよって、ヒロインがいかにもフツーだったら、なんか違和感がありますよね? わざわざヒロインをフツーにしたことに意味はあるのか? と疑り深くなると思います。で、「あぁ、そういうことか、これはヒロインが変身して奇麗なお姉さんになるんですね」と勘ぐるのではないでしょうか。

登場する人物は美しい人ばかりというのはあまりにも常識化してしまったため、逆にそうではないことが異端という現実とは全く逆の常識が物語の世界にはあります。
半ば常識であるため、ただ「そういう設定だから」というだけで壊すには無理が生じ、破壊には相応の根拠が必要となってくるのです。

かれこれ相談してきた相手と四分の一日を議論に費やしましたが、意見は平行線をたどるばかりで時間切れでした。……残念。

ということで、一つ問題提起をしました。
作る側として、こういうのをたまには考えてみるのもよいのではないでしょうか。
↑なにえらそーなこと言ってるんだお前はorz

ではでは。